快適な生活をおくるには、「歯の健康」が重要です
歯の健康を調べてみませんか
歯の病気も検査によって予防が可能になってきました
快適な生活をおくるのには、食生活に直結する「歯の健康]が重要です。
歯には「むし歯」と「歯周疾患」という2つの大きな病気があり、多くの人が子供のむし歯と加齢による歯周疾患の進行はある程度仕方がないと思っています。
しかし、歯の病気に関する研究が進みこれらの病気は感染症だと言うことが判ってきました。
検査を受けて的確な治療・予防を行なえば貴方の歯の健康を保つことができるようになります。むし歯はミュータンスレンサ球菌などの口腔内細菌による感染症であることが判っています。感染経路も明らかにされ、2才前後に養育者(主に母親)から子に伝播されると考えられています。
一方、歯周疾患もポルフィロモナスジンジバリスなどの嫌気性細菌が発症の原因、また症状の進行に強く関与することが判っています。
いずれも感染症であることが理解できるようになったことから、これらの口腔疾患の評価には、生活習慣の問診、口腔内の視診と臨床検査の所見を基にした総合評価が有用だと言われています。
受診できる検査は
「歯の健康検査」
「う蝕検査」
「歯周疾患検査」の3種類です
各報告書は診査検査した、むし歯や歯周疾患になるリスクを項目ごとにスコア化し、レーダーチャートで表します。
なお、このチャ一卜は円が大きくなるほどリスクが廷いことを表しています。
今後の予防プログラムを歯科医師や歯科衛生士と相談して実施していきましょう。
歯周疾患チェックリスト
こんな症状があったらあなたも歯周疾患。
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この中で1、2項目でも当てはまるものがあるなら、歯肉炎か軽度の歯周炎かもしれません。
また、3~5項目が当てはまれば中程度の歯周炎、それ以上ある場合は重度の歯周炎と考えられます。
検査項目の説明
お口の状況
- プラークの量
プラークは歯垢ともよぱれ、口脛内細菌と食べ物のかすからなる固まりです。むし歯や歯周疾患の原因となります。 - むし歯の経験
過去にむし歯になった歯(治療した歯も含みます)を表します。平成11年の調査では12歳で2.44、18歳で7.15でした。 - 口腔内の様子
歯周疾患は、自覚症状が出にくいため、手遅れになり安いので注意しましょう。上記のチェック表参照。 - 歯肉の状態
歯周疾患になると歯肉が腫れてきます、そのぐあいを3段階に評価します。
生活習慣
- 1日の飲食回数
1日の飲食回数が多いほど、歯の脱灰が(酸で歯がとける)生じやすいことになります。 - フッ累の使用状況
フッ素は脱灰した歯(エナメル質)の再石灰化と歯質強化の作用があります。 - 生活習慣
歯周疾患は生活習慣が大きく関わる病気です。ストレスがひどくなると内分泌系にまで影響が及び、歯周組織に対して細菌感染しやすくなり、歯周疾患が進行すると考えられています。 - 喫煙の状況
喫煙は歯周疾患を進行させ、予後にも悪影響を及ぼし、再発や歯の喪失にも関与しています。喫煙は歯周組織、特に歯肉に外見上も強い影響を与え、血液循環や血管にも影響を与えています。
検査項目
- 唾液の量
唾液には口の中を物理的にきれいする働きがあり、抗菌物質も含んでいることから、むし歯の発生や予防に深く関係しています。 - 匡唾液のpH
唾液のpHが下がり数値が55以下(酸性に傾く)になると歯のエナメル質が溶かされてむし歯になってしまうのです。 - 乳酸桿菌数
乳酸桿菌は酸性の環境が好きな細菌です。
歯を溶かす酸を作ります。 - むし歯菌
ミュータンスレンサ球菌が出すネバネバ物質や酸が、むし歯を作ります。 - 歯周疾患関連細菌
歯周疾患を引き起こす直接的な原因は細菌性プラークと言つて、細菌やその他の微生物の固まりです。
次の菌種が歯周疾患に大きく関与していると考えられます。
- ポルフィロモス ジンジバリス
- タンネレラ フォーサイセンシス
- アグリゲティバクター アクチノマイセテムコミタンス
- プレボテラ インターメディア
- トレポネーマ デンティコラ
- フゾバクテリウム ヌクレアタム
検査の流れ
(検査は簡単で痛みもありません)
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歯の健康検査報告書
検査目的むし歯と歯周疾患のリスクを調べます。 問診項目
診査項目
検査菌種
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う蝕検査結果報告書
検査目的むし歯のリスクを調べます。 問診項目
診査項目
検査菌種
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歯周疾患検査報告書
検査目的歯周疾患のリスクを調べます。 問診項目
診査項目
検査菌種(下記より2菌種と4菌種を選べます。)
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